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2014年4月28日月曜日

蟻鱒鳶ル〜後編

昨日の続きです。
外観もさることながら、、、内部も。。。

コンクリートを流す為の壁を型枠といいますが、

その日に私たちが打ったコンクリートの型枠は、、、こんな形。


打った後、一週間は水をかけて、養生をするのだそうです。
クラックや強度を出すにも効果があります。
そう出来る現場はなかなかありませんが。
さて、型枠を外すと、どんな形になるんでしょう。
他にもいろいろな形の型枠で作られた壁や天井があり、、、










警部がお邪魔虫ですが、この壁の表情〜!



もう、これはアートなんです。
コンクリートとはこんな多彩な表現ができるものなんですね。
型枠は、版画でいうところの、版下なんですね。

着工から9年目、その地に、少しずつ、育つさまは、植物のようでもあります。

 日頃、標準仕様だと思っていたことが、工期やら、採算性の下に決められたラインのものであることを突きつけられました。
 そして、何より、こんな壮大な取り組みに、目一杯頑張っている岡さんを見て、勇気をもらうのでした。



*そうそう、5月5日、岡さんが本屋さんで話をするらしいです。
 秘密基地を作りたい方は是非。→B&B







2014年4月27日日曜日

蟻鱒鳶ル〜前編

蟻鱒鳶ル。アリマストンビル。と読むらしい。
名前の由来や経過はほぼ日イトイ新聞をお読みください。イトイ新聞の下の方へ行くと、過去の分が読めます。

友人の誘いで、岡啓輔さんの自主工事の現場のお手伝いに行きました。
設計者として、コンクリート打ちの立ち会いは何度もありますが、
自分で打ったことなどなく、、、初めて、砂利や砂を運び、計り、ミキサーに入れ、運んで、コンクリートを締め固めする為のバイブレーターを手にしました。

まずは、現在の外観から。アナーキー度全開です。笑。






イロイロ既成概念が覆され、、、建築家とは、と、考えさせられたりして。
外観はめちゃくちゃに見えるかもしれませんが、
もちろん、法的手続き、構造設計もちゃんとしてます。
何より、このコンクリートの質がとても良いのです。


現場近くを通る、職人さん達も、何故かニコニコこちらを見ながら、過ぎていきます。


2014年3月27日木曜日

家づくり学校のススメ。

今年、4年間在籍した家づくり学校が終わりました。
ブログに書いている半分くらいのことは、家づくり学校から学んだこと。いや、もっとかもしれません。FBの友達の多くは学校関連だったりします。

一方的な受講ではなく、インタラクティブな建築の学びの場であるのが魅力だと思います。

4年前、2年生の素材探訪に興味を持ち、学校に応募しました。
材料の生産地を見たり、職人さんに直接話を聞いたり、カタログやネットでは分かり得ない世界が広がりました。

その後、3年に上がろうとしたところ、1年生の授業を受けていませんでしたので、
翌年は1,3年は同時受講をしました。現在は、1年生の授業を必ず受けないと2年生の授業は受けられません。(1,2年の同時でも良いようですが。)

翌年は、仕事が忙しくなり、一年間、他の学年の授業を部分的に受講しながら、
休学という形をとり、去年から今年にかけ4年生を受講し完了しました。
(思えば、結構、気ままに受講してきました。汗。)

知識や見聞を拾いながら、設計をすることは
生業として生きていく為に大切なことだと思います。
何より、建築が楽しいと思える事に、感謝です。

ということで、明日より30日まで、お休みをいただき、家づくり学校の修学旅行へ一足お先に、出発です〜。
これも地方から通う学生の企画、提案で、今年で三回目。
今年は、加賀、金沢です。建築好きが、集まって、イロイロ見るのも楽しいものですよ♪



*家づくり学校は学生募集中〜。


2013年10月18日金曜日

代田の町家。

1976年に建ったこの家が売りに出ています。
正確には、メインが土地で、建物は「上モノあり」という表記なんだそうで。
とんでもないオマケがついた土地です。
言われなければ、その年代に建ったのを感じさせないファサードです。
37年たって、今見てもそう思うのですから、きっとこの先も。



しかし、高度成長期の都市の環境は、今と異なり、大きな窓から外部を取り込めるような、良い環境ではなかったようです。

内部の写真はとれませんでしたので。
住宅遺産トラストHP
今はグレーの外壁、竣工当初はシルバーだったんです。

閉鎖的な正面のファサードと対照的に「外室」と呼ばれる中庭を包括し、内部は軽快な造りです。
設計した坂本一成さんから、たっぷり1時間この家の設計の話を伺うことができました。
部屋の名前には使い方や使う人を特定せず、住まい手を受け入れるのだそうです。
どんなスタイルの家具も受け入れるような建物を作っているというような話も。

こんな家に住んでみたいそこのアナタ!
こちらへご連絡ください!→住宅遺産トラスト

新たな住まい手が現れるといいなぁ。







2013年9月14日土曜日

テンション高めです。

朝から、現場やら、点検やら、自転車で移動中、町中アチコチでこんな風景に遭遇。

小梅一丁目

東駒形4丁目
今日、明日と牛嶋神社のお祭です。
住んでいる菊川は入りませんが、区の2/3くらいはこのお祭の地域だそうで。
不思議なもので、提灯がさがっていると、何故かテンションあがります。
町中、みんな、テンション高めです。

以前耐震補強をさせて頂いたところの点検にも伺い。
気になっていたアンコーの成長も確認してきました。
立派な10円玉色です。。。



明日は台風だそうで、お天気持ってくれるといいですよね。


2013年5月17日金曜日

変化するビル。

勉強会の帰りに木場の木材会館へ。
近いと意外と行かないもので。
本物を初めて見るのですが、力のある建物です。
雨が降っていた事もあり、全体的にやんわりダークな感じです。



本実の型枠のコンクリートと木部と、、、よく見ないと。

竣工から4年目、当時はこんな感じですから、だいぶ木の色が変わったんですね。
木はコンクリートのグレーを追い越していくんでしょうね〜。楽しみです。

2013年4月22日月曜日

川越ぶらぶらのメイン。

川越ぶらぶらのメインは、遠山記念館
日興證券の創設者の遠山さんが作った住宅で「築77年」ですが、「当初のまま」残されています。もう、これだけで充分素晴らしい。
総建坪400坪を、茅葺きの屋根もきれいに、増加改築もなく維持しているのです。
当時の名うての大工さんや職人さんと作った設計者不在の建物なんです。
(東京の大工さん3500人が仕事をしたそう。)

茶室の天井

ふすまを見ても、天井を見ても、同じしつらえなどありません。

茶室もその数だけ、デザインがあります。

内装の木も皮付きの材料を使ったり、漆をつかったり。左官もそれに調和しています。

数寄屋のところあり、書院造のところあり。
屋根も茅葺きあり、銅板葺きあり、瓦葺きあり。

技術力だけでなく、少し押さえぎみな意匠もあったり。

他では見られないような詳細の数々、、、とても数時間では見られません。
アカデミックな説明は到底できませんが、
襖と障子だけ写真ちょっと載せます。(実はカメラの充電が不足。汗。。。)

これも障子?
上半分が彫ってあります。
全部透かすとうるさいからとか、
そんな所がいくつかありました。


障子紙の美しいこと♪
なんと、上の欄間と同じデザイン。。。

障子入りの襖、よ〜く見ると動物が♪

丸紋

光琳菊



光琳菊の襖の部屋は、地袋なども菊の襖。


今回は家づくり学校の校長泉幸甫さん、学校でも茶室建築を教えてくれる川崎君子さんが引率してくれ、学芸員さんが説明してくれました。
家づくり学校は生徒募集中です。授業以外にこんな課外授業をしてくれま〜す。



2013年4月3日水曜日

ピカピカな人。

昨年の12月、建築家 奥村昭雄さんが亡くなりました。

一度だけ、見学会で設計した山荘を案内していただきました。
何冊か本を持っていたり、人となりなど聞くばかりで、雲の上の人です。

昨日、明日館で偲ぶ会があり、
何方でもどうぞ、と声をかけていただき、うかがってみました。

多岐にわたる楽しげな展示からみても、何でも遊びに変えてしまう人らしい。
冒頭に「建築家」と書いてみたものの、現す言葉が見つかりませんでした。
とても魅力のある方だったことは、そこに集う人々をみても、間違いない。
皆ワイン片手に、、、にぎやかな会でした。

つい最近、「人間を磨いてください」と年配の建築家より、お言葉をいただきました。
まさにピカピカな人。。。
ご冥福をお祈りします。


2013年3月27日水曜日

川越ぶらぶら〜後編

前編に引続き川越ぶらぶら〜後編です。
亀屋の5代目嘉七氏の隠居所、旧山崎家別邸へ(保岡勝也設計)




外壁は1階がモルタル吹き付け、2階が横目地の磨きの壁です。

目地が角も通っているのは左官ならでは、美しい♪
窓周りはR♪

庭には如庵写しの茶室

ちなみにこちらは本家、犬山市の如庵
やはり、良い建物の真似をするのは大変ですね〜。



庭の木では、鳥が木の幹に、、、家づくりの真っ最中で、




私も頑張らねば〜。

川越ぶらぶら〜前編

先週土曜日は、家づくり学校、遠山記念館の見学会でした。
集合時間まで、久しぶりに川越建物散策。

ヤオコー美術館:伊東豊雄



歩いていると、川越教会。

銅板の建築物(旧湯宮釣具店)

窓の周り美しい〜。

蔵づくりの町並みに



こんなレトロな長屋も



その他にも沢山ありましたが、この辺で、後編へと続く〜。
この町には、本当にバラエティに富んだ建物が沢山あります。

2013年1月28日月曜日

一枚の写真。

先週末、とある組織設計事務所にお邪魔しました。



驚く事に、物騒なくらい、誰でも入れるようになっています。
一階の展示室にあったのが、この一枚の写真。



銀座にこの事務所があったときの一枚だったそう。
中央がレーモンド氏、右下が吉村順三氏、下段右から3番目が前川国男氏、、、
少しでも建築を学んだ者なら、知らない人はいないくらいの巨匠です。

このお三方が一つの所で設計をしていたなんて、とんでもない事務所であったに違いありません。
年始に紹介した、カトリック桂教会を設計した、ジョージ・ナカシマも二年ほどこの事務所に在籍していたようです。

ウィキベディア等で見ると、前川氏在籍したのが1930〜35年とありますから、昭和が始まって数年頃でしょうか。

みな、ネクタイを締め、ベストをきて、髪はオールバック、図面を書く為にでしょうか袖をまくっています。


事務所の5階にメモリアルルームとして、「自邸兼事務所」の一部が移築され、公開されています。毎月第一金曜日に見られるようです。






2012年10月30日火曜日

国宝に住む動物たち。

先日、晴れた日に、建築の勉強会「家づくり学校」で日光東照宮へ。

技術を結集している彫刻の力には、何度訪れても圧倒されます。
三猿と眠り猫には触れず、、、

国宝 陽明門です。そのフォルムも威厳があります。




ここに架空の霊獣が沢山住んでいます。魔除けの役割なんだそうで。


緑色のは麒麟、口の形もひとつひとつ違います。
龍も3種類いて、普通の龍と羽の生えた飛龍と足が馬、龍馬がいます。

足が馬の龍馬



軒先にペロリと舌を出して、鐘をぶら下げているのは???
これがジャコウネコでしょうか?



屋根の頂上から見下ろしているこの動物の表情も何か、
ちょっと漫画みたいでしょう。


今度は双眼鏡を持って行こうと思います♪