2013年1月28日月曜日

一枚の写真。

先週末、とある組織設計事務所にお邪魔しました。



驚く事に、物騒なくらい、誰でも入れるようになっています。
一階の展示室にあったのが、この一枚の写真。



銀座にこの事務所があったときの一枚だったそう。
中央がレーモンド氏、右下が吉村順三氏、下段右から3番目が前川国男氏、、、
少しでも建築を学んだ者なら、知らない人はいないくらいの巨匠です。

このお三方が一つの所で設計をしていたなんて、とんでもない事務所であったに違いありません。
年始に紹介した、カトリック桂教会を設計した、ジョージ・ナカシマも二年ほどこの事務所に在籍していたようです。

ウィキベディア等で見ると、前川氏在籍したのが1930〜35年とありますから、昭和が始まって数年頃でしょうか。

みな、ネクタイを締め、ベストをきて、髪はオールバック、図面を書く為にでしょうか袖をまくっています。


事務所の5階にメモリアルルームとして、「自邸兼事務所」の一部が移築され、公開されています。毎月第一金曜日に見られるようです。






2013年1月22日火曜日

共助の家

耐震フォーラムの準備で、子供絵画コンクールの審査をしてきました。
今年は、昨年12月から始まった防耐化助成制度をテーマに「燃えない壊れない家」102点の応募がありました。

耐震補強推進協議会メンバーが各人10票を持って審査するのですが、力作ぞろいで、いつもあと、数票くらいあるといいのに、、、と思います。

子供たちの自由な発想に触れるのは楽しいものです。
庭に専用ヘリと救急車と消防車を備えている家、
風船で飛んでいる家や家に足がついていて、災害があったら移動する家。

今年、皆が感心させられたのは、仲良しのお友達の家とつながっている絵を書いてくれた二人。




隣りから火災が来たら、プールに飛び込んで、お友達の家へ逃げる。というもので、
これぞ共助!素晴らしい!と。

災害の時は、最初から公共の力をあてにするのではなく、まずは自助、そして支え合う共助、そして最後に公助の意識が重要なのです。


今年は、山崎区長も、区長賞を自らで選びたい!是非区長室へ絵を持って来てほしいとお声がかかりました。

ふじのきさん家はシャッターもついて、今日は電気屋さんが作業中



耐震フォーラムは2月9日です。完成した、ふじのきさん家をご案内します。

*先週の延期になっていたNHKの番組の再告知です。
1月25日おはよう日本/NHK 6:00〜8:00の中で墨田区の木造密集市街地の防耐火の取り組みが放送されます。

2013年1月15日火曜日

耐震フォーラムとか、、、

一昨年から耐震診断の仕事をしています。
建物倒壊危険度、総合危険度ランキング1位をを脱出すべく、墨田区は自治体と町会と設計事務所や工務店は頑張っているのでありまして。
属する耐震補強推進協議会なども、「補強する家が無くなったら解散する」と始まったようです。
震災後、設計者としてあまりお役に立てていないので、住んでるところぐらいは少し、お役にたてたらと思いました。

今年も耐震フォーラム冬の陣に参加です。冬は二度目です。
準備が忙しくなってきました。

今回はここでも紹介している「ふじの木さん家」の防火耐震の説明と現地案内が役割です。それに会場レイアウトも。
*1月18日の朝はNHK「おはよう日本」6:00〜8:00の間で墨田区の木造密集地の現状や取り組みなどが紹介される予定です。←本日アルジェリアの状況が急変して、放送は来週に延期になりました。










2013年1月14日月曜日

冬のオグラさんへ行く〜後編

昨日の大雪で、今朝は雪かきの音や凍った雪道を歩く音、いつもと違う音がしています。
雪の反射で、家の中も明るいように思います。
では続編。

オグラさんの店内には処狭しとカウンター材、床材、造作材等がゴロゴロ。
右の黒いのはウォールナット。左はシオジだっと思います。


外では、構造材が、積み上げられ出番を待っています。
木口には生産地が書いてあります。


化粧材も厳しい自然の中で乾燥中。


ビスケットに生クリームがぽってり?

原木市場や工務店さんや設計事務所が買い付けたストックヤードも向こうにあります。



キラキラです♪
なんだか、雪景色にときめく、旅行記になってしまいました。
こんな所へ一緒に木を見に行って、住まいにいかしてみませんか?笑。








冬のオグラさんへ行く〜前編。


冬の南会津へ。
意外や意外、本数は少ないですが、浅草から会津高原口まで直通もあります。
久々に精算券に出くわしました♪


家づくり学校で松本直子さんの講義を受けてかねてより行きたかった材木屋、南会津のオグラさんへ。
松本さんの所で修行を積んだ友達に段取りしていただいて、設計仲間数人と同行させて頂きました。
普段、福袋には全く興味の無い私ですが、材木がお買い得となると、興味津々♪笑。
お天気に恵まれとても良い天気でした。


オグラさん、毎年初売りはお買い得♪



通常材木は工務店や問屋さんを通さないと設計事務所や施主は買えないのですが、
ここでは直接買う事ができます。
中間に入る人が少ないということは
・中間マージンが少ない。
・トレーサビリティ(生産者と加工工程)が把握できる。
・気に入ったものが選べる。
大変単刀直入に書くと
リースナブルに質良いもの、気に入ったものが手に入る。
→沢山木を使う事をできる→それは山を守る所や人へ還元できる。
となるのです。
もちろん、生活の中に、無垢の木があるのはプライスレスな価値があります。

久しぶりの雪景色。






2013年1月4日金曜日

新年です。

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

元日の片貝海岸です。

 先延ばしてしまった掃除を少し片付けて、今日より始動です。

 ここ数年、年賀状は心に残った建物を木版画にするのですが、今年はカトリック教会でした。コノイドチェアで有名なジョージナカシマの設計です。
家具では有名ですが、建築を設計しているとは、去年初めて知りました。
教会に日本の要素が入っていて個性的なのですが、奇異な感じを受けません。
光を巧く取り込んで、その形を照らしている感じがとても印象的でした。
もちろん照明や椅子の設計もこの人の設計です。
(事前に連絡を入れておけば見学できました。)






絵を描いたり、彫ったりすると、建物をじっくり見る事になり、印象が深くなります。