2013年9月21日土曜日

便利穴。

減築して、耐震補強をする現場が始まりました。
そっと解体工事中です。

壊してしまう部分の二階の床に穴をあけて、ここから解体した木材などを1階の車庫においてある、トラックに載せます。



業界用語では、「ダメ穴」なんて呼ばれてますが、
ホントは全然ダメなんかじゃなくて、
とても便利な穴なんです。


で、今日のスペシャル。
ユンボを道路におろそうとしています。
ま、まさか、ジャンプ?


見ていた所、先端でバランスをとりながら、ゆっくり傾け、



クルッ、と向きをかえて、キャタピラの後ろにあるのを下げて、
後ろ足から階段をおりるようにゆっくりそっと、下りていきました。



もう、かっこ良くて、心の中で、拍手です。



2013年9月14日土曜日

テンション高めです。

朝から、現場やら、点検やら、自転車で移動中、町中アチコチでこんな風景に遭遇。

小梅一丁目

東駒形4丁目
今日、明日と牛嶋神社のお祭です。
住んでいる菊川は入りませんが、区の2/3くらいはこのお祭の地域だそうで。
不思議なもので、提灯がさがっていると、何故かテンションあがります。
町中、みんな、テンション高めです。

以前耐震補強をさせて頂いたところの点検にも伺い。
気になっていたアンコーの成長も確認してきました。
立派な10円玉色です。。。



明日は台風だそうで、お天気持ってくれるといいですよね。


2013年9月11日水曜日

デベソのおかげ。

夏に別れを告げるようにスイカ食べ締めしました。
やっぱり、甘さも夏の終わりですね。切ない。。。

以前、伝統工法の新築を見せて頂く機会がありました。
梁の継ぎ手に込み栓を打っているところです。

新築の伝統工法の現場。込み栓のデベソを打っているところ

耐震補強の現場で伝統が伝統で無かった頃の継ぎ手(梁のジョイント)に遭遇しました。
ちょっと角度が違いますが、古〜い追掛大栓継よーくみると、デベソが二つ。


昔の追掛け大栓継、こういうのがヒントになって、補強の方法が決まって行きます。
仕上げの下地などで変色した桁もこの2本のデベソのおかげで、どこから、どこまで同じ部材なのかわかります。

年配の大工さんや現場監督と話をしながら、有効な補強方法を決められる現場から学ぶことは沢山。

注)「デベソ」は私が勝手に呼んでるだけです。苦笑。


2013年9月4日水曜日

慰霊堂。

今朝の地震、偶然にも慰霊堂の中で、子供達の絵の展示を手伝っていました。
この建物、耐震補強はこれからで、大きな照明器具も落ちるかもしれないので、外に出た方が良いとのことでした。後で、聞いたんですけどね。。。


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慰霊堂のこと。

 墨田区横網町公園の中の東京都慰霊堂、ここは90年前、被服しょう(軍服等を造る工場)跡で広場になっていました。
9月1日、大地震の後、警官に誘導され、ここへ避難して来た皆の家財道具に火が付き、、、火災旋風が巻き起こり、3万8千の人がここで亡くなりました。
その死者を弔う為に建てられた建物です。(昭和五年)
過ちを繰り返さぬように、震災の時に飛び交ったデマで殺された朝鮮人の追悼碑もあります。

その後、東京大空襲でなくなった人の御霊も奉安されました。
毎年、震災のあった9月1日、空襲のあった3月10日に大法要が行われています。
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今年は震災から90年、大きなイベントとして、一週間首都防災ウィークとして催しが行われています。
8日には、もう、数少ない震災経験者が(97歳)が当時の話をしてくれるのだそう。

今朝は、晴れていたのに急に雨が降ったり、地震が起きたり、
なんだか、ここで眠っている先人達の仕業なんじゃないかと思ってしまいました。

設計:伊東忠太











おまけ。
霊獣その1:鶏冠のある鶏。

霊獣その2:ガラス玉をくわえた龍。